聖霊降臨節第11主日の礼拝を共に奉げました。教会の前の道路の街路樹が少し色づいて来ました。急に秋が近づいてきています。
画像は礼拝に奉げられたお花です。いつもありがとうございます。
礼拝では「時が来れば行くところ」というタイトルでお話しました。村上靖彦『在宅無限大』(医学書院)から、訪問看護師のDさんが語るご自身の体験について、看護の現場で人々がどのように死と向き合うのかを紹介しました。特に、Dさんが患者やその家族とどのように関わり、看護師としてだけでなく、一人の人間としての感情を持って接する様子が印象的です。最終的に、死という避けられない出来事を前にしても、人と人が生身の人間としてのつながりを取り戻し、共に生きる力を見出し得ることを著者は明らかにしています。イエスは「今しばらく、わたしはあなたたちと共にいる。それから、自分をお遣わしになった方のもとへ帰る」(ヨハネ福音書7章33節)と語っています。「今しばらく」の間、その時が来るまでの間、「あなたたちと共にいる」というのは、人と人とがつながりを取り戻す時間と場所のことなんじゃないでしょうか。イエスの十字架の死という出来事を前にして、人は人とのつながりを確かめ直す必要があるということなのではないかとわたしは思います。
次週は9月28日(日)午前10時30分から聖霊降臨節第17主日礼拝。宣教題は「燃え続ける怒りの焔」です。どなたでもぜひどうぞ。
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